地盤変動影響調査とは、工事の施工に起因する地盤変動により、建物その他工作物に損害等が生ずるおそれがあると認められる場合に、工事着手に先立ち又は工事の施工中に行う建物等の現況の調査、並びに工事の施工に起因する地盤変動により損害が生じた建物等の状況の調査をいいます。
調査範囲の検討から補償説明まで
地盤変動の事前調査は、決められた調査範囲があるわけでなく、経験的予測によるところや過去の類似事例を参考として、工事種別、規模、地盤条件、または、工事環境に合った調査方法等を適時検討します。また工事に起因する損害が発生した場合は適正な費用負担額の算定、補償説明まで一貫してサポートします。
費用負担の要件
公共事業に起因した地盤変動であることが明らかで、かつ発生した建物等の損害の状況が社会生活上、受任の範囲を超える(※1)と認められる場合になります。
※1:「受任の範囲を超える損害」とは、建物等の通常有する機能が損なわれる場合になります。